家出したい・bye bye home(2017)

 

詩人で劇作家の寺山修司は著書『家でのすすめ』の中で、「わたしは、同世代のすべての若者はすべからく一度は家出をすべし、と考えています。」と書いています。私は15歳で家を出て、一人でメルボルンに引っ越しました。メルボルンは私にとって「家出先」のようなものでした。大学二年の頃にはメルボルンでの生活も退屈になり、私はさらに「家出」をします。二ヶ月に一回は旅に出て、日本にも一年のうちに三回訪れました。「家出したい/bye bye home 」は、7年間で撮ったフィルム写真とイラストやテキストで構成されています。全てのページに写真が二枚あり、過去の写真とその時の写真を重ねて自分自身の変化を表現しました。

 © Rong Zhang